地域企業論など

 地域企業論では京都、浜松などを例にクラスター形成の主な要因を分析した.この例ではどちらも京都大学静岡大学という「学」が中心的な役割を果たした例である.教室での議論ではいつでも大学が中心となるのか、企業間のネットワークによって形成されるのではないかという意見がでた、結論はまだないが、クラスターの成長段階によって中心的役割をはたすプレイヤーが産学官でことなるのであろう、また、地域の文化も大きく影響しそうである.
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 組織設計論ではサイモンの「経営行動」を題材に、分化と統合について議論した.サイモンは統合については調整機能、オーソリティによって社員を統制していると説明している.組織設計は、最適、万能な設計、組織形態というものはなく、フィットするかどうかに過ぎない.組織は手段であるので、Doing things right ではなく、Doing right things、目的、戦略が正しいかが重要であるという話がされた.