ヘビーな2科目

 前回に引き続き1年後期の授業を振り返ると、特にしんどかった科目は下記の2つ(^^;.「地域企業論」も事前配布された資料、テキストなど予習の分量多かったが毎回のレポートは課されていなかった.しかし、この2科目は毎回のテキストのリーディングと"レポート"で、やはり書く作業があるとハードさが違う.が、修論のフレームやコンセプトになるものはここから導くことになるはずなので訓練訓練.この日記で毎週のテキストはほぼ記録済みなので簡単にコメント.

「組織設計論」
個人的に普段の仕事での枠組みとなじみやすい考え方というのものあるんですが、"組織"の捉え方が変わったというか認識が新たになったのは、サイモンの「システム論」、ガルブレイスの「情報処理パラダム」.前期で組織の3条件?(目的、貢献意欲、コミュニケーション)を習ったときも新鮮だったが、たしかに組織とは"システム"なんですね.社内の意思決定プロセスを情報の入出力の繰り返し(システム)と捉える考え方、修論に生かせればと.しかし、サイモン他は古典といわるテキストの回は難解でつわものぞろいでした.

「競争戦略論」
前期の「企業戦略論」からの継続した内容ではじまる.毎回テキスト1冊&レポートのスタイルであるが、特に後期はシリーズモノの『企業戦略白書I〜Ⅳ』が選ばれており、日本企業の不景気からの立ち直りの様子を分析、ディスカッションした.当時の弊社の様子なんかと比較しながら振り返ってみながら読んでみたが、確かに動きは合致していた.が、白書内の戦略度?の企業評価でダメだしされていたのがちょっと残念(^^; また、アライアンス戦略というのは今後、個人的には意識しておきたい考えかた.普段、なんでも自社技術、自社内調達でなんとかしようという(外からのモノには妙に厳しい)雰囲気があったりして、これではスピードでは致命的だし、限界点低すぎですね.前期のコーペティション経営の考え方とあわせた発想ができるとすばらしいのだが.