ゼミ(2)
M2になりM1の地獄のようなカリキュラムから一息ついたと思ったら、今度は長距離走の修論作成がはじまった.今日は昨秋以来、2回目のゼミ報告会.
>・仕事でよく出てくるキーワード「在庫」という視点を加えてみる.どのようなプロセス
>でこれは決定されるのか.
前回のこの指摘に沿って日々の実務の中でネタになりそうなものはないか見渡してきたが、
なんとか使えそうなものがあったのでそれを題材に研究のモデルについて報告した.
- -
・背景、リサーチクエッション
研究課題と業務とのかかわりなどから・・・
・周辺研究
「在庫とはなんぞや」からはじまって参考資料にそって周辺研究を整理してみた.
1)『生産マネジメント入門〈1〉生産システム編 (マネジメント・テキスト)』
従来のIE(経営工学)的アプローチ在庫管理
2)『マネージング・ザ・サプライ・チェイン』
近年のSCMにおけるブルウィップ効果について
3)『サプライチェーンの経営学 (HBRアンソロジーシリーズ)』
4)(『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』ゴールド・ラット)
TOC(制約条件理論)、DBR(ドラムバッファーロープ)について加筆予定
・研究の課題(仮説モデル)
研究のモデルの立て方はM1の講義テキストであった『research methods for managers』を参考にしつつ、
- 作者: John Gill,Phil Johnson
- 出版社/メーカー: SAGE Publications Ltd
- 発売日: 2002/07/18
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (2件) を見る
図になる.
「X」 → (Y) → 「Y」
(疑問) (フレーム)(結論) << 仮説
「データ」 → 「結果」 << 証明
今回フレームには『ビジネス・アーキテクチャ―製品・組織・プロセスの戦略的設計』の考え方を流用しようと考えていた.「インターフェース」という視点は活かせそうだが、その他の切り口はちょっと無理がありそう.
・研究の対象と方法
現在業務でかかわっているグループ会社を対象に
・これまでの調査概要
- -
今後の課題として・・
組織カルチャー、論理をロジカルに記述し見えるようにする
従来研究にない人間的なファクターによるインターフェース齟齬の事例を探すこと
次回は約1ヵ月後
-
なにはともあれ、テーマ設定としては概ねOKもらえたのでほっとした(^^;