行動経済学

 今回の長い移動時間のお供の一冊、約400ページもある.経済学で前提にしている常に合理的な行動を行う「経済人」という人間に対して、現実はもっと複雑な行動様式をしているのではないかといういろいろな理論を例題、実験を織り交ぜながら丁寧に説明してくれている.
 

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)

「損失回避性:損失と利益が同じ額ならは損失の不満足の方が大きく感じられる」、「近視眼的:明日の100より、今日の50」など、確かにとうなずいてしまう.

で、福岡・筑波出張の感想は、"ピーク・エンド効果"のため、がっくりきた出張であった.

ピーク・エンド効果:ここの経験を総合して全体を評価するのではなく、そのもっとも強い部分と最後の部分の印象が極めて重要、かつ、出来事の時間的長さは無関係.