会社の空気

やっと読み終えた、課題図書です.休みボケで読むスピード、理解力がすっかり低下してます.

戦略不全の論理―慢性的な低収益の病からどう抜け出すか

戦略不全の論理―慢性的な低収益の病からどう抜け出すか

モチベーション問題解決型の日本企業、コーディネーション問題解決型の米国企業という視点からはじまり、戦略不全に陥りやすいのは前者であるという.日本企業の経営者を分析していくと、これまで成長を続けているのは創業者の長期政権の企業が多く、短命の操業者が多い企業ではうまくいっていない.原因は創業者の経営能力と、操業者の管理職能力は異なるるためだという."リーダーシップ"という能力も管理者のためのもので、経営者に必要な能力ではないという.これらの問題を解決し経営者を育てるには、適切なFTP、コーポレートスクールのような人材育成のプログラムが必要であるという.
-
今回の著者、どこかで見た名前の先生と思ったら、奇しくも弊社の企業内大学を総合監修の先生である.(といってもこれも、HRMのレポートで自社の教育制度を調査して知ったのだが・・(^^;)で、先生の弊社へのコメント、「精神文化遺産である会社の空気が足りない」とのこと.最近流行の言葉で言えば会社のDNAみたいなものがないということ?確かに、"熱い"社風ではない気がする・・・.